【星4鯖紹介記事】フィン・マックール【中級者向け】
星4サーヴァント紹介記事、中級者向けだ。
この記事で中級者と書くのは僕自身がFGO中級者に過ぎず、上級者様にはとても敵わないからだ。
さあ、というわけで同じく中級者の読者と一緒に強化されたフィン・マックールを見てみよう!
上級者の方が読んで参考になることは残念ながら何もない。
それでも良ければ、始めよう!
さて、というわけでフィン・マックールについて語るうえで避けられない大前提から。
君がガチャを引いて出したそのフィン・マックールは、
そのままではとてもじゃないが強いサーヴァントではない。
強化クエストや幕間の物語…サーヴァントの強さを調整するいくつかのイベントがあった。
それらを全てクリアして強化を完了させるのが大前提である。
スキルレベルはとりあえずは上げなくてもいい。
まずは強化クエストと幕間を消化してほしい、話はそれからだ。
したかな?
OK。ではこれで君のフィンはスタートラインに立った。
宝具のランクは上がり、千里眼は千里眼(麗)、女難の美は華麗奔放へと強化された。
それじゃあ、強化済みのフィンの性能について語ろう。
タマゴ技フィン? 何を言ってるか、ちょっとよくわかんないですね。
最新のスキル「華麗奔放」について
これは強力なユニークスキルだ。
NPを20%チャージし、ターゲット集中を得る。(スキルレベル1)
20パーセントのNPチャージ。
つまり、カレイドスコープ(NP80%状態で戦闘開始)と組み合わせて開幕宝具から入ることができる全体アーツ宝具を持つサーヴァント。
彼にはばっちり1wave目を任せられる。
アーツ宝具であるため他にカレイドスコープをつけた鯖がいれば
フィンの宝具「無敗の紫靫草 」とアーツチェインを組むことで2waveでの宝具使用を期待できる。
NPチャージスキルを持たない味方にもカレスコ宝具ぶっぱをできるチャンスを作ってくれるというわけだ。
これはフィンが数少ないアーツ軸のランサーだからこそできる芸当だ。
スキルをどう上げるか?
フィンのスキルは何から上げるか?
難しい問題だ。君の他の手持ちカードや、宝具レベルによって変化する。
魔術は現在未強化にしてフィン唯一の汎用スキルだ。
宝具レベルが高くない=宝具のダメージが足りない…と感じたら、宝具の威力を上げるために第三スキル「魔術」を上げていこう。
特にカレイドスコープを持っているなら、まずはこの魔術をスキル上げする。
アーツカードを強化するスキルはカレスコからの宝具ぶっぱプランで重要になる「火力の底上げ」ができるからだ。
宝具レベルが上がっている=威力が上昇している場合でもスキルレベル6を目安に上げておこう。
もしカレイドスコープはないが、代わりに限界突破した虚数魔術(NP75%状態で戦闘開始)を持っているならば
華麗奔放でNPを25%チャージできるスキルレベル6までは上げておきたい。
FGOではなぜかNP79%にスキルで+20%すると100%になって宝具が撃てるのは知っているかな?
謎のバグだけど便利なので僕はよく利用する。
さてこのバグを利用すれば、NP75で宝具を撃つにはスキルレベル5まで上げてNPを+14すれば100で撃てるということになるはずだ。
だからスキルレベルは5でも足りそうに思える。
だがなぜか足りないらしい。(未検証)
なぜかも何も75+24=99なので当たり前なのだが79+20=100になれると違和感を覚える。
これはあくまで仮説だけど、NP0状態というものがなくて戦闘開始時は表記上NP0だが実際にはNPが1溜まっているんじゃないだろうか?
というのが僕の推測である。
NPを79%獲得すると表記上79%のNP80%になり、
スキルの+20%で宝具が撃てるようになる。
一方でカレイドスコープをつけると初期値が1+80でなく初期値80での戦闘開始になる。
これにNP+20をすると100で宝具が撃てるが、
凸虚数魔術の初期NP75に+14する方法だと、初期値1が75に上書きされるので75+14=99で止まるんじゃないか?
とかなんとか考えたけど結局この辺の挙動は謎のままにしておいていいだろう。
どっちみちスキルレベル6にはCT短縮の恩恵もある。スキルレベル6にしておくことをおススメする。
まとめると「手持ちの礼装とスキルレベルアップで1ターン目の宝具が撃てるなら華麗奔放から上げる。スキルレベルアップせずに足りるなら一旦後回し」と言った感じだ。
ちなみに未凸虚数魔術の場合だとNPが足りない。スキルマ30%+60%では90%までしか上がらない。
一応NPが90溜まるならいくつかのマスター礼装でNP+10ができるので開幕宝具が狙える。
最新の晴れ着礼装は入手したかな? マスター礼装のレベル関係なしにNP10を得られるので試してみてもいいだろう。
さて、これらの100%チャージができない場合、3T周回での利用は厳しい。
だが4T以上周回にかけてもいい時や通常のクエストでは開幕宝具のための100%を貯められなくても、華麗奔放のスキルレベルを高くする意味がある。
華麗奔放の真価
このユニークスキルはサイクロップス後輩2部以降で加わるとあるキャラと同じ「NPチャージ付きターゲット集中」である。
このタイプのスキルの真の力は「被ダメージ時のNP獲得」によって発揮される。
NPチャージだけでは宝具に足りずとも、攻撃を受けることで返しのターンで撃てるようになることがある。
3T周回ではそもそも被弾するタイミングがないので関係ないが、通常の戦闘時にNP0から貯めようとする時や開幕宝具を撃った直後に追加のNP獲得源になるのは便利だ。
このスキルは見かけ以上にNPを供給してくれるわけだ。ただし回避はスキルレベル依存の確率発生。NP獲得スキルと割り切って、相手の宝具に合わせて使う用途は避けよう。
困ったことに華麗奔放は確率で「回避状態」を付与する、のでなく
「確率で回避する状態」を付与する。
つまり100%の確率で「確率で回避する状態」という特殊なバフを得るのだ。
そのため強化成功率アップ系が意味をなさない…。
スキルマすると回避率は100%になるのでフィンの死によって計算を狂わせたくない、相手の宝具を回避するのに使いたいなら…華麗奔放はスキルマしておくべきだろう。
宝具強化・宝具レベルアップ…どちらかによって十分な宝具威力を得られた感じるなら、華麗奔放の次は千里眼(麗)を上げよう。感じられない場合は感じられるまで魔術を上げる。あるいはフィンをアタッカーとしてではなく支援要員としてパーティに加えるつもりなら魔術より先に千里眼(麗)だ。
千里眼(麗)は類似のスター発生率アップ系の全体強化と違いNP獲得量を増やす追加効果がある。
NP獲得量アップ。これは獲得方法を問わないのがひとつの強みだ。
宝具の全体アーツでのNPリチャージにも、アーツの通常攻撃にも…そして「被ダメージ時のNP獲得」にも!
強化された2つのスキルは相性が非常によく噛みあっているんだ!
もちろんもちろん魔術のアーツカード性能アップとの相性も忘れてはいけない。
アーツカード性能アップはアーツカードのダメージとアーツカードのNP獲得量の両方を上昇させるバフだ。
千里眼(麗)と魔術のバフは種類が違うので計算タイミングが違うのが嬉しい。
種類が違う補正であるため加算でなく乗算される。
具体的にいうと、千里眼(麗)は最大30パーセント、魔術は最大40パーセントNP獲得量アップが得られる。
この場合、30+40で70パーセントでなく1.3×1.4で計算され82パーセントアップとなる!
そう。同じ倍率なら、NP獲得量アップだけを2つかけるより少しお得なのだ。
この少しお得が宝具連射周回(いわゆる○○システム)とかに効いてくるんだよなあ…。
宝具強化
フィンにはなんと幕間の物語で宝具威力の強化まである。
(幕間の伏線が気になるので早く幕間2とそれに伴う魔術のユニーク化が来てほしい。)
宝具レベル1→宝具レベル5(強化後)で威力は2倍に!。
そこまでしなくても宝具レベル1→宝具レベル1(強化後)で威力は130パーセントに高まる。
宝具連射のメリットを上げるためにも…OverkillでのNP獲得ボーナスのためにも
しっかり宝具強化をすませておこう。
フィンの使い方
1.対アーチャー宝具ぶっぱ
カレスコもしくは凸虚数魔術をつけてwaveひとつ分を宝具で終わらせる。
シンプルだがこれからのメイン業務になりそうな仕事。
2.宝具連射システム
スキルを使ってエネミー3体を相手に宝具を使った後は20~30%ほどのNPが溜まる。
俗にいう「サモさんシステム」のように運用できるということだ。
手持ちの「アーツカード性能アップ」や「NP獲得量アップ」あるいは孔明のようなNP供給スキルを持つサーヴァントなどを手持ちの中から組み合わせてパーティを作る。
そうそう。忘れがちだが「宝具威力アップ」も周回システムに影響することがある。
これはOverkill補正というものが存在するためだ。
HPを0にしたヒット以降にはNPの獲得量に1.5倍のボーナスがかかる。
もし手持ちでシステムを組もうとしたがNPが98までしかたまらないせいで
システムが完成しない場合、攻撃バフをかけずとも倒せるWave であえて威力アップさせることでOverkillによってNPが溜まりきる場合がある。
例えばアーツカード性能アップをしてくれる「狐の嫁入り」目当てで玉藻の前を編成する場合、先日強化クエストでアップデートされた「呪層・廣日照」による宝具威力アップがその助けになるだろう。
あるいはW孔明編成でNP20をフィンに与える場合に、
1人の孔明から軍師の忠言+軍師の指揮で20でなく、
孔明2人から軍師の指揮×2で供給するなどだ。
軍師の指揮が強力な攻撃バフなのでこれでNPが足りる場合もあるだろう。
システム化に関しては手持ちのカードに大きく左右される。上手い人の丸コピができなくても諦めずに自分の手持ちでつくれないか工夫してみてほしい。
3.フィンを主役のアタッカーにする
君が「強いからフィンを使う」のでなく「フィンが好きだから使う」という意思があってパーティに組み込む場合。
これが読みたいという「フィンの使い方」でなく「フィンでの戦い方」が知りたい方には申し訳ないが今回は省略させてもらう。
あらためていつか記事にさせてもらおう。長くなるので今回はパス。
4.フィンをサポート役として起用する
基本的に千里眼(麗)でNPと星の周りを良くすることと、
メインアタッカーが回避や無敵を持たない場合に、敵の単体宝具から守るために利用する。
フィンはランサー最多のアーツ枚数を誇るため、アーツチェインやアーツの1stボーナスによるNP支援ができるだろう。
もちろんそれらは孔明などで直接NPを入れるよりは効率は劣るかもしれないが、
クラスが違うというのは複雑なじゃんけん相性ゲームを持つFGOでは重要だ。
vsアーチャーでの実質HP2倍とATK2倍、
vsアルターエゴでの実質HP3倍(キャスター比)などで
差をつけることができるだろう。
あとコストがひとまわり安いのはマスターレベルがあがりきっていない中級者には嬉しい。自分のメインの星5アタッカーを並べてコストが重たい場合に検討して欲しい。
5.タマゴ技フィン
お ま た せ
い つ も の
タマゴ技フィンはもともと「弱いとされるフィン」の使い方の派生のひとつだった。
フィンの宝具レベルを2にする恩恵よりも、
レベルを上げたフィンとレベル1スキルマのフィンを分割所持したほうが「フィン・マックール」の起用回数が増えるんじゃないか?という変態的思考の結果として
僕はタマゴ技フィンと宝具1のフィンを別々に使っていた。
だがフィン・マックールの宝具まわりの挙動に大きく変化が生まれた今、
フィンの宝具レベルを上げる価値はタマゴ技フィンを上回った。
タマゴ技フィンを使ってきた僕だからこそ言おう。
君が推し以外レベル1縛りなどをしていない限り、
フィンの宝具レベルをあげるのはタマゴ技フィンより大きな価値がある!
君がタマゴ技フィンを使うのを僕は止めない。
だが声を大にして言わせてもらうと、分割所持よりもフィンの宝具を上げたほうが強いというのが僕の意見だ。
もし全体宝具ランサーでNPが自前で用意できるサーヴァントが必要でないなら、
タマゴ技フィンを改めて検討できるかもしれない。
あるいはもうひとつ茨の道もあるが、それはまた別のお話。
あなたが正月イベントでフィンのキャラクター的魅力に触れられますように…!