与太話じゃないほうのソシャゲの話

FGOの中級者向け記事のブログだった

【上級者向け】タマゴ技フィンと異星蛸【変態構築】

【上級者向け】タマゴ技フィンと異星蛸【変態構築】
 
さて、前回は受験生がやるような数学の問題を混ぜつつ
葛飾北斎のユニークスキル【雅号・異星蛸】を載せたアーツを連打する話をした。
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…結果、いつもの記事より話題にならなかったしスターで応援されたりもしなかった。
ので、今回は計算パートは全部省略して答えだけ書くように心掛けます。
読者の読みやすさが大事。
 
さて、頑張って計算した前回の高校数学だが
実はあの確率論には些細な穴がある。
といっても確率の問題を作るうえで簡単にまとめるには絶対に必要な要素だった。
 
それは何か?
 
味方サーヴァントの退場である。
味方のサーヴァントが退場する場合、袋の中の玉問題はややこしくなる。
 
15個の玉の入った袋から5つを取り出す。
取り出した球を戻さずに再び5つを取り出す。
最後に残った5つを取り出す。
 
カッコよく言うなら復元抽出」問題だった。
 
ところが、味方のサーヴァントが退場する場合
一度すべての玉を取り出して退場したサ―ヴァントに対応する玉5つを全て取り除き
新たに参加するサーヴァントの玉5個を加えた計15個を再び袋に入れて
その後で5つ引きます。
 
前回の問題では北斎のアーツ2枚を青い玉、他を黒い玉としました。
なので「サーヴァントが違う」ことは無視できるので問題としては
「取り出した玉」を全て中に戻して引き直しを行う問題と見ることができます。
こちらは「復元抽出」問題です。
 
自分のサーヴァントが退場するかどうかは確率で定義できる部分ではないので
「最初に参戦した3体で最後まで戦い続ける」のが前提になっていた。
 
しかし実際には君のサーヴァントが退場することがある。
コマンドカードは引き直しになり前回の確率計算は崩れる。
 
だがしかしそれは必ずしも悪いことではない。
「確率0%」である状況で「確率計算を崩す」ことができたなら…!
25%で何かが起きるというのはとてもじゃないが大きな確率ではない。
だが0%の事象を25%に引き上げられることには大きな意味がある!
 
まずは実際の例を挙げてみよう!
 
君は1ターン目に葛飾北斎アーツを2枚引いた。
このターンに異星蛸を使った場合には異星蛸アーツ通常攻撃をこれ以上行うことはできない。
玉の問題で言うなら「2個の青い玉と13個の黒い玉の袋」から5個球を取り出したら、
青2個と黒3個が出てきた状況だ。
 
3ターンかけて15枚のコマンドカードを配り切るので
向こう2ターンの間は青い玉(=北斎のアーツ)」がもうない袋から玉を取り出すことになる。
 
Q.黒い玉だけが入った袋から青い球を取り出せる確率は?
A.0%。
 
小学生でも分かる簡単な問題だ。
 
だがここで君のサーヴァントが1人撤退し、代わりに控えの4人目が出てきたとする。
 
すると状況が変わる。
取り出した青2個と黒3個を再び袋の中に入れる。
(厳密には黒い玉が5つ濃い灰色の玉になってるかもしれないが、そんなのは誤差だ。それは青い玉じゃないんだから黒い玉だ。)
 
するとまた青い球を引く可能性が出てくる。
具体的にはその後2ターン(5つを取り出す操作を2回行う間)に北斎のアーツ(青い玉)を引く確率は
ええと…90%くらいだ。マジか。
これは想像よりもかなり高い確率だ。
 
というわけで北斎のアーツが揃ったターンに異星蛸を使い次のターンを迎える前に味方一人を退場させる
これを意図的に行うことができれば北斎の異星蛸の力を全力以上に引き上げることができる。
 
さて、しかし君のサーヴァントの体力は高く相手がテンポよく処理してくれるかは甚だ疑問である。
 
どこかに退場することを前提にしたサーヴァントがいれば…
 
くだらない茶番に付き合ってくれてありがとう。
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そうだね。タマゴ技フィンだね。
 
タマゴ技フィンが倒されることであなたの使用済みの北斎のアーツが再装填されることになる。
 
先ほど示したように、異星蛸の効果時間継続中に再び北斎のアーツが使える確率は90%だ!
 
試してみる価値はあるんじゃないだろうか?
 
タマゴ技フィンと北斎を組ませる場合のメリットは何といっても
千里眼(麗)によるNP獲得量が当社比1.5倍になることだろう。
 
またタマゴ技フィン使用時の「タマゴ技フィン、フィンでよくね?」問題も解決される。
手札シャッフルのために撤退してもらう必要があるからだ。
 
アーツ通常カードでの小技を工夫するだけでは「宝具連打したほうが早いよ」ということになる。
「宝具を2回使う」
「通常攻撃シャッフルの小技も使う」
「両方」やらなくっちゃあならないってのがマスターのつらいところだな。
覚悟はいいか?俺はできてる。
 
とはいえタマゴ技フィンは誰もが使えるわけじゃあない。
そんな曲芸でなくジェネリック的に他の方法を試したいという北斎使いのマスターさんは多いだろう。
 
安定性を求めるならアーラシュがオススメだ。

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弓矢作成という名の自爆スイッチがあるので任意のタイミングで落としやすい。
問題があるとすれば、どうせステラで吹き飛ぶ相手に防御デバフ40%を重ねる意味があるか…というところだ。
雑魚をステラで吹き飛ばす用途なら手札シャッフルの技を絡める理由がない。
 
1Wave目にステラの1.4倍以上の体力を持つ敵がいる時に有効なんじゃないかな?
 
ストーリーのボスみたいな1Waveしか戦闘がない最初からクライマックスの戦闘とかね。
知らんけど。
僕はもう倒したから検証不能だけど、スの字とかには試してみてもおもしろいんじゃない?
知らんけど。
 
あるいはマスター礼装のハリーポッターみたいなやつ魔術協会制服なんかがお手軽だ。

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コマンドシャッフルは「残った袋の中でシャッフルする」のではなく
「使用済みのカードを再装填したうえで引き直す」のでアーツを2枚使いきっていても
アーツが再排出される可能性が出てくるわけだ。
可能性という言葉で濁してるのは約1割の確率で失敗するからである。
まあ逆にいえば9割成功するんのでそれくらいはね?
 
霊子譲渡でNP20を与えることもできるので宝具を連打するために貯めるNPも80で済む。
 
マスター礼装を利用して他のアプローチはできないだろうか?
できるとも!
 
エヴァンゲリオンのスーツみたいなやつカルデア戦闘服だ!

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オーダーチェンジを利用することで北斎のアーツ回数を稼ぐことができる。
オーダーチェンジで「ひっこめる」サーヴァントにかかった状態変化は
控えにいる間も維持される。
ポケモンだと、やけど状態は交代しても残るが「かたくなる」の技で上がった防御は交代すれば元に戻ってしまう。
FGOでは、やけど状態も「変化」で上がった防御力も両方ともオーダーチェンジの後で残り続ける。
 
なので北斎の場合も異星蛸のバフがかかったまま控えに下がることになるが
ここで「仲間が撤退した時のシャッフル」が重要になる。
北斎が改めて戦場に出た時に再びカードがシャッフルされる。
 
例えば極端な例でいえば
1ターン目「北斎のアーツが2枚配られたので異星蛸を使う」
(誰か仲間が戦闘不能になる)
2ターン目「北斎のアーツが2枚配られる」
3ターン目「北斎のアーツは配られないが異星蛸はまだかかっているのでオーダーチェンジ」
~~~仲間が倒されて北斎が再登場する~~~
北斎再登場「北斎のアーツが2枚配られる」
というカード配布になる可能性も0ではない!!
 
まあこれは極端な例だが「控えの先頭(パーティの4人目)」に早期退場しそうな鯖を置いておくと
北斎をオーダーチェンジで4人目と変えることで北斎のアーツの再使用が狙える。
 
早期退場しそうなレベル1サーヴァントを使うのが好きなマスター(狂人)はぜひ覚えておいてほしい。
 
最後にもう1つ相性のいいマスター礼装を…
彼女とお揃いのアトラス院制服だ。

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メジェドの眼によるCT短縮2Tは5ターン後まで影響を及ぼしうる異星蛸と相性抜群。
再短CT6-2=4!
ぜひ一緒に使ってみてほしい。NPチャージのCTも短縮されるので宝具も撃ちやすい。
 
イベント特攻の載るこの機会に北斎を使ってみてほしい!
フォーリナー!!(別れの挨拶)

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