カード枚数と偏りの話3枚型と22型はどちらがいいのか
TwitterのTLで気になった話題、
3枚型と2枚型のカード構成では「カード構成だけを見れば明らかに3枚型が強い」という話について。
以前カードを偏らせることについてこのブログでも扱った。
3枚同じ色の基本札を持っているとデッキを偏らせるのに貢献する。
確かにそれは真実だが、それは必ずしもその方が強いことを意味しない。
何故か?カードをチェイン出来ることは強いことなのではないのか?
そのとおりカードをチェイン出来ることは強い。
そしてそれ故に22型は3枚の劣化ではないのだ。
チェインの価値
カードをチェインすることはそれだけでスキルに匹敵する恩恵が発生する。
なのでチェインは起こしたほうがいい。3枚型を3人寄せれば強い。
なるほど。わかりやすい理論だ。
だが少し落とし穴がある。
バスターチェインに特化したパーティはアーツチェインを組みづらい
チェインは強いものであるからこそ「チェインしづらい」というのは一つの「デメリット」である。何かを切り捨て何かを得られる。
そういうものだ。
3枚編成の方がチェインの回数は多く恩恵も多いがチェインの役割が固定化される。
固定しても強い戦術にまとめることはできるし組みやすいが、
2つのチェインを狙えることはそれなりに価値がある。
特に顕著なのがB2A2型だ。
これはアーツチェインを組むことで宝具を撃ちやすくする。
バスターチェインの威力は大きいが宝具は強いし単体のカードではできない範囲攻撃の役割もこなせる。
そしてここまでは意図的に伏せてきたがサーヴァントの持つカードは基本の5枚だけではない。
宝具も第六のカードとして存在する。
そして宝具カードは「用意するのに下準備がいる」代わりに「一度作ると使うまでは常に手札に加わる」ものである。
基本の札が同色2枚しかなくとも宝具を噛ませればチェインはできるのだ。
A3枚型A宝具は宝具込みでアーツチェインを組む時、
(OCを気にしないなら)A宝具を使うキャラクターはアーツチェインの恩恵を受けられない。Aチェインは参加するサーヴァントが多い程恩恵が高くなるのでこの辺少しもったいない。
そこをバスターチェインを組むためのB2A2B宝具鯖とかと組めるとおいしいとかそんな感じの話。
宝具をある程度固定して浮かせられると、22型はある程度任意でチェインを選べるので3枚型の劣化にはならない…みたいな「不安定な安定性」があるというような…
というか発端のツイートで「22型は3枚ある方に劣る、A2Q2は意味が分からない…」と言われてたけど
「クイック」が大量にあるのは弱くなりがちなのでQ3よりはA2Q2の方が使い勝手はいいよね?…と僕は思うという話でもある。
上の例で22型が活きる道があったのはチェインの切り替えに意味があったからでクイックチェインはそのあたりのうまみにやや欠ける。
そういった意味でA2Q2がA3より厳しいというのはまあわかる。
A始動Qで無法NP獲得するサーヴァントもいるけどそれでもアーツチェイン組める恩恵のが大きいだろうし。
この辺は前回の記事で触れたようにアビゲイル+AQアサシンというのを試してみようと思う。
このあたりの価値観はサーヴァント単体でなくパーティ編成で浮き彫りになってくる。
逆説的にFGOがガチャゲーでカルデアごとに戦力にばらつきや偏りがある以上
「自分にとって強い方」が3枚か22かの一般化はできないのだ。
僕が「ぐわああ!」とこの記事を書くほど「221が311に劣る」というツイートに思うところがあるように、相手には多分僕の221への信頼感は伝わりづらいのかもしれない。
さて、あなたの手持ちはどちらをパーティに加えるだろう?